arch 開業への思い

妊娠、出産、産後
目に見えている大変さより
目に見えないところに大変さがある。

「妊娠中だから仕方がない?」
「産んだら元に戻る?」

本当にそうでしょうか?
妊娠、出産は病気ではありませんが
時に紙一重です。
命を生み出す営みは
自分の命をかけていると言ってもいい。

日本では、産前産後のケアが
当たり前ではありない。
なぜだろう???
妊娠中は、どんどんお腹が大きくなり
ホルモン変化に伴う症状だってある。
そんな中、
女性たちは家事、育児、お仕事をしている。
〝小さな命を守る〟
お母さんたちのパワーはすごい。
いざ、お産!
お産への未知なる不安と痛みがありながら
我が子に会うために必死に耐える。
自分を鼓舞し
汗や涙や時には色んなものを出しながら
全てをさらけ出す。
そんなお母さんたちの姿は、
本当に美して、グッとくる。
ホッとしたのも束の間
すぐさま育児の始まり!

妊娠、出産によるからだの負担
はじめての授乳
〝泣く〟という言語化できない表現への対応
24時間、365日、
愛する小さな赤ちゃんとの時間

かわいいけれど
大変さもあって
この気持ちを誰かと共有したい、、、。
忙しい日々の中
余裕がなくて
自分のからだに目を向けるのは
なかなか難しいかもしれない。
でも妊娠や出産に伴うからだへの影響は
確実に大きい。

産後の脳は、まだ妊娠中モード。
出産したにも関わらず
お腹に赤ちゃんがいた時の姿勢を
とってしまうため
猫背や反り腰になりやすい。
それに加えて
赤ちゃんの抱っこや授乳、、、。
負荷がかからない訳がないのである。

〝出産しても、キレイでいたい!〟

これは、全世界のお母さんの共通の願い?
ではないかと思う。
お母さんは
24時間、365日
こどもに全精力を注いでいるんだ!

これは、当時わたしが思っていたこと。
日々、からだを張って頑張る女性に
ケアが行き届いていない現実は
助産師として、もどかしさを感じています。
女性のライフサイクルを考えると
この先には更年期があり
今症状として感じていなくとも
予防的ケアはとても大切です。

そして産後の悩みで1番多いのは
〝母乳育児について〟のこと。
情報が多いからこそ
誰かと比べてしまったり
自分らしい母乳育児が
分からなくなることも、、、。

arch(アーチ)では
骨盤軸整体と母乳育児支援で
サポートしております。
少しでも多くの女性が
自身を大切にしながら
私らしい子育てができることを
願っています。

助産師  鷲尾ひとみ